深夜放送の話 その2
ご無沙汰しておりました、KABAです。KABAが中学生の時のしょうもない思い出話の
つづきです。
さあ、土曜日になりました。ついに夜更かしの決行です。
が、当時のKABAの部屋にはテレビがありませんでした。つまり、テレビがある部屋
に移動をしないといけません。ここで当時のKABAの実家の間取りを簡単に説明しますと、1Fがリビング、和室などで2FがKABAの部屋、両親の寝室、親父の書斎、トイレとなっています。となると必然的にリビングまで行かないとテレビは見れません。
ここでいくつもの問題点が浮上してきます。
1.KABAが下のリビングにいる間に部屋をのぞかれるとばれる。
2.階段がギィギィとなる。(夜中はスゲー響く)
3.テレビの音をどう処理(処理?)するか。
4.見つかった時の言い訳をどうするか。
1の問題点はすぐに解決しました。KABAの洋服などをふとんの中にいれて、あたかも
人が寝てるかのように偽装をします。これで、両親がトイレに行く際の「トイレのついでに息子の寝顔でもみるか」攻撃に耐える事が可能になりました。
2の問題は厄介でした。いろいろと考えた結果がこれです。
「ひたすら、ゆっくり移動して音を殺す(&散らす)」
つまり階段を踏み込んだ瞬間になる「ギイィィ」という音をできるだけ鳴らさないように移動。かつ、「ギイィィ」の音を踏み込む力加減で「ギ」と「イ」と「ィィ」に散らすわけです。うん、完璧。
4の問題は簡単です。
「のどがかわいた」 「おなかがいたくて・・」
完璧すぎ。
問題は3です。これには参りました。最初はイヤホンを使おうと思っていましたが、2階の状況を知りうる手段は聴覚に頼らざるをえません。しかし、せっかく危険な橋を渡るのにテレビが無音というのもイヤだ・・・・・・・・結論はこれです。
「最小限の音、かつイヤホンを片耳のみ装着。」
・・・まあたぶん大丈夫。
行動開始はやつらが寝室に入ってから1時間後に決定。ベッドの中、じっと物音に耳を傾けます。
「ギイ、ギイ、ギイ」
二人分の階段を登る音を確認。今、KABAの部屋の前を通過しようと・・・
「ガチャッ」
「ZZZ ・・」
不意の偵察にもニセ寝息で応戦するKABA。が、事態は急変します。
なんと部屋の中に入ってきやがったのです。
(な、なにぃ!?計画がばれたか?やつらはエスパーか?)
気配から察するに顔をガン見されてます。しかも、息が荒い&酒臭い。
(親父のほうか!め、めずらしいな、しっかし臭えなあ)
しばらくすると奴は去っていきました。
(ふう、なんだったんだ?一体・・・。まあ、しかしこれは貴重な情報が入ったぞ。)
(酒を飲んでいるという事は滅多なことでは起きてこないだろう、よしよし・・)
一人ふとんのなかでほくそえむKABA。
一時間が経とうとし、そろそろ偽装工作を始めようかと思った瞬間です。
「がちゃっ」
両親の寝室のドアが開く音です。
(ちっ、もう小便か。クソ親父め!)
「ガチャッ」
(ええぇぇー!?また来たよ、コレ?なんだっつうんだよおぉぉ!)
しかし、ここはじっと我慢して通りすぎるのを待ちます。
また、しばらくすると帰っていきました。
(考えろっ、オレ! 今日なにか不審な行動を取ったか?・・・いや、大丈夫なはず!・・・もしかしてオレは寝ているときに自分では気づいていない必ずしているクセみたいなものがあったりすんのかっ!?・・・・・いや、そういう情報は言ってくるはずだ・・・。今日はヤバイ気配が充満してやがるぜ。)
KABA少年はこのあとギルガメを見れたのか?親父の不可解な行動の理由とは?
次回(たぶん)完結。


